
介護施設には、高齢者が毎日を笑顔で過ごせるように、裏方で支えるケアマネジャー、または介護支援専門員という大切な役割のスタッフがいます。ケアマネジャーの主な仕事は、利用者一人ひとりに合わせた生活の計画書を作ることです。例えば、足腰が弱ってきたけれど、大好きな習字を続けたいという方がいれば、車椅子でも安全に参加できるリハビリの時間を組み込んだり、習字道具を準備しやすいように介護スタッフへ工夫をお願いしたりします。このように、利用者が施設でどんな暮らしをしたいのか、その願いをじっくりと聞き届けて、毎日のスケジュールという形にしていくのがケアマネジャーの役割です。
また、ケアマネジャーは、施設内で働くさまざまな職種のスタッフをつなぐ重要な架け橋でもあります。施設には、日々の生活をサポートする介護士、体調を管理する看護師、おいしい食事を考える栄養士など、たくさんの専門家がいます。ケアマネジャーは、例えば最近、ご飯を残されることが多いみたいという看護師からの気づきをもとに、栄養士にメニューの相談をしたり、介護士に食事中の様子を見守ってもらうよう提案したりします。みんなの意見を一つのチームとしてまとめ上げ、全員で同じ方向を向いて高齢者の暮らしを支えられるよう、いつも周りに気を配りながら施設全体をコーディネートしています。それは利用者だけでなく、遠くで見守るご家族の安心にもつながる大切な存在です。